ミュージカル『エリザベート』

いろいろの幸運と偶然と少しの不幸が重なって、ミュージカル『エリザベート』大千秋楽博多座を見た。行く予定だった帝国劇場の『エリザベート』が2回連続の中止に当たってしまった私を友人が誘ってくれたもの。ちょうど休暇と重なっていたので、ええい、と博多に飛んだ。

今回はコロナで中止になった回がとても多く(2022/11/14.15.23-27帝国劇場・2022/12/18-21御園座・2022/12/30 2023/1/2梅田芸術劇場が中止)、見られなかった人も多かったのではないかと思う。その上今回の公演で花總まりさんがエリザベート卒業とあって、大千秋楽は配信もされた。そこにどうして私が入ってしまったのかはよくわからないが、巡り合わせとは不思議なものです。

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舞台は毎度のことながら圧倒的にすばらしい。これぞ東宝ミュージカル、という豪華絢爛さ。少女から晩年を演じる花總まりさんもさることながら、以前はちょっとやばいストーカーっぽさがあるトートだった古川雄大さんが貫禄のトートになっていてビックリした。

カーテンコール、花總まりさんが登場した時点で総立ち万雷の拍手の劇場に鳥肌さえ覚え、ようやくここで事態の重大さに気がついた私だったが、本当にすばらしい舞台だった。帰り際、クローク預けになっていたスーツケースが博多座のロビーに並んでいたのも壮観だった。みんな全国から見に来たんだねえ……。

博多座 脚本/ミヒャエル・クンツェ 演出/小池修一郎

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