2021/12/20

悲しいとりとめもない気持ちをちゃんと記録しようと思って書いています。

今、帝国劇場では推しであるところのA.B.C-Zが『ABC座ジャニーズ伝説2021』という演目で帝劇では初の座長を務めておりまして、明日が千秋楽です。この演目はジャニーズ事務所の初代アイドルグループ、ジャニーズの結成から解散までを描いた物語で、何回目かの再演です。この舞台のことも書きたいのですが、ここから書くことはその感想ではないです。

ところで以前のこの舞台にはひとりのジャニーズJr.が出演していました。彼はもうジャニーズをやめてしまいましたが、やめたきっかけとされるのは彼女との熱愛でした。

今日、そのかつて彼が出演していたシーンでどうしようもなく彼女を思い出して泣いてしまいました。全然目の前の舞台に集中できなかった。彼と彼女の熱愛のきっかけになったとされる舞台も私は見ています。そもそもA.B.C-Zの初の外部舞台(2009年)でのヒロインは彼女でした。

とにかく圧倒的に素晴らしい女優さんでした。舞台を見ない人にはわからないかもしれませんが、ステージでの彼女は圧倒的でした。

個人的な思いで言えば、やっぱりアナ雪でしょうか。『キングダム ハーツ』という私がお手伝いをしているタイトルで『アナと雪の女王』のアナとして彼女は出演しています。

雪の札幌。たまたまあの日弊社スタッフが札幌に戻るということでその天気は知っていました。24時間では観測史上最大の積雪量だったそうです。

ちゃんと悲しい気持ちを話そうと思ったのに、なんだかほんとに取り止めもなくなってしまう。悲しい。こんなふうにまるで物語のように彼女のことを消費してはならないと思うのに、私が物語を作る仕事だからでしょうか。勝手に物語を作って泣くのは冒涜だとさえ思うのに、彼女のことを思って泣いてしまう。とにかく悲しい。

その上で、どうか安らかになんて思いたくないという強い気持ちがあります。そんなふうに死んではならない。安らかであってはならない。ただ悲しいだけだ。そして遺族には最大限の配慮を。

悲しい。

(FBに書いた文章を加筆転載しました)