オーサカ大阪大坂(3)(6/8)

続いてます。

オーサカ大阪大坂(1)

オーサカ大阪大坂(2)

そんなわけで東京進出しつつある見取り図を見ているのだが、この4月から彼ら初の全国レギュラーとなった『ラヴィット!』の高円寺レポで「東京にもこんなところあるんや」みたいなことを言ってて、ほおお、となってしまった。東京進出してきた大阪の芸人さんということでバラエティ的に言ってる可能性もあるが、リリーがnoteでも「東京にもこういう店あるんかぁ」(https://note.com/notelily/n/nc14d6110b70e)と書いているので、まあまあ本気の感想なんだろうと思うと、大阪を知る上で勉強になる。逆に大阪に行って「大阪にもこういうところがあるのか!」って多分思ったことがないので、ちょっと不思議な差異である。

そういえば月1回大阪に行き始めた頃、大阪の南側出身のスタッフが「大阪は大きな地方都市です」と教えてくれたことを思い出す。私の認識は多分そこからズレていて、東京と肩を並べる特別なカルチャーのある大都市だと思っていたのだ。いや、特別なカルチャーがあるのは事実だろうが(そしてどこの地方にも特別なカルチャーはあるだろうが)、対東京ということについて、東京から見た大阪と、大阪から見た東京について私は大した差異はない気がしていた。しかし、そのふたつは全然違うのだなあ、と大阪で講義を始めたころに感じたことを改めて噛みしめている。なんならちょっと前に書いた地方格差についても改めて考えている。私は大阪の生徒たちの東京に対する思いを全然わかってなかった。

その上でさらにお笑い芸人の東京と大阪の対比、なんなら「足立区のたけし」からの「浅草ロック座」、松竹と吉本、東宝の成り立ち(3社とも成り立ちは関西がきっかけといってもいい)、芸能、興行師、あるいは映画と舞台、テレビ、ネット配信と地方ローカル番組、YouTube、今の世界とエンターテインメント、と考え込む。

実際は早く大阪出張して、ついでにNGKとか行きたいだけなんだけど。

私に! 生の大阪のお笑いを見せてくれ!!