お笑いを見ている(6/5)

年始くらいから突如お笑いにハマってYouTubeをよく見ています。正確にはお笑いというよりYouTubeで動画を見ることにハマったのかもしれないけど、ってここまで書いて直前に読んだ本の文体に影響を受けていて笑ってしまった。

それはさておき、きっかけは友人がかまいたちにハマったこと。そこから波及してお笑いを見るようになって、なんとなく推しは見取り図! というところに落ち着きつつ、周辺もちらほら見ている。お笑いに関してはM-1は見てるけどTV大好きっこというわけではないので、知らないことが多かったのだけど、おたくなのでいろいろ掘ってしまうし、いくらでも掘れてしまう。他ジャンルでも同じだが、案外好き嫌いがハッキリしてるなあと自分で気づいたりおもしろい。好き嫌いというよりは苦手なタイプのものがある。それ以外はなんでもおいしくいただけるので、自分でちょっと不思議な気がする。

あと改めてお笑い芸人というシステムというか、吉本というシステムはすごいなあ! ちょっと前に私の中で芸能史の書籍を読むのが流行って吉本史もいくつか読んだけど、歴史も含め、現在のシステムがすごい。私の立場(ライター兼たまにエンタメ系専門学校講師)から言うと具体的にはNSCが多分すごい。ちゃんとエンタメをメソッド化してるところはやっぱり強い。宝塚とかジャニーズとか伝統芸能もその仲間。もちろんメソッドがある上で結局メソッドなんてないので、死屍累々なエンタメっておそろしい。本当におそろしい。切り捨てていく吉本おそろしい。しかしエンタメとは常に新陳代謝と切り捨ての世界である……と同時にメソッドと経験がものを言うのだ。メソッドってつまり基礎と言ってもいいのかもしれない。生き残っていくためには基礎だよ基礎。あとはほんのちょっとの狂気。狂気のバランスは人によるけどねえ。狂気が強すぎてもやってけないだろうし。はーなんの話だっけ。お笑い楽しいです。