A．B．C－Zの雨ニモマケ－Z
録画していた『A．B．C－Zの雨ニモマケ－Z』をようやく見ました。
この番組は東日本大震災の翌年にデビューしたA．B．C－Zが岩手沿岸を旅し学ぶことから始めた彼らの復興応援活動を追いかけた番組で3月に岩手で放映され、先週フジテレビで放映されました。このあとも全国で放映されるようです。
http://www.menkoi-tv.co.jp/program/amenimomakez/
冒頭からしばらくすごく辛かった。※このあと津波の画像が流れます ってちゃんと画面に出るのですね。私はその間中目を伏せていました。A.B.C-Zの５人はその場所で起きたことを見てなにを思ったのだろう。
途中から今の三陸の映像が続きます。復興は道半ば。私はご縁があって震災後すぐの4月末に宮城の海岸沿いに行く機会がありましたが、あのときはまだまだ本当に瓦礫の山だった。その時だってなんとなくもうちょっとくらいは復興は進んじゃないかって思ってた。でも片付けだって終わってなかった。
そして8年経って、まだ海の中には瓦礫が残っている。実は来週岩手に行く予定です。A.B.C-Zの聖地巡礼を兼ねてちょっとだけ楽しく愉快にしかし悲しみの気持ちを持ってお邪魔しようと思っています。
中でも私は奇跡の一本松を見てみたくて。それはあの映像を見ただけで2011年4月に宮城で見た倒された松を思い出したから。メンバーの誰かがほかの松は倒されちゃったんですかと質問していたから、私はここにあの日見た光景を貼ります。倒されていたのは松だけじゃないけど。
そして彼らの曲である『サポーターズ！』（作詞作曲:西寺郷太）が本当に最高でした。「君をサポートしたい」と始まる歌。そうだね、できるだけサポートしたい。テーマソングにふさわしかった。
宮城に行ったあの日、まるで世界の終わりのような光景はなぜかずっと曇天だと思ってたんだけど、現地はものすごい青空で。この番組もほとんどが青空だったのもまた印象的でした。今2019年、年号も変わって、世界は大きく変わったし、なにも変わっていない。復興って元に戻ることじゃないんですよね。もう戻れない、だから新しいものを作っていく。
週末、今の岩手を楽しんできます。
※Twitterに書いた文章を再編集しました。
3年前の3/11に書いた文章はこちらです。
