1月のインプット

突発的な焦燥感に突然今年を振り返っていきます。1月から。

○1月のエンタメ

A.B.C-Z 2018-2019 Love Battle Tour』追加公演@横浜アリーナ
昼はメインステージから10列以内、夜はセンターステージから10列以内でなんだなんだ死ぬのかってなりました。追加公演で追加された「V」から「光」のところは本当にやばかったですね。こちら2曲とも作詞がメンバーの戸塚祥太さんなんですけれども、どちらも自分たちのことを歌詞に書いています。その意味を戸塚さんがダ・ヴィンチの連載などで語っていたんですが、本当に彼らの歌だな、と。戸塚さんの言語感覚って自分にはないものな気がするので、うらやましいです。特別だと思う。初めて曲を聴いたときも思ったんですが、特に「光」の
「きみ あし なく せば ぼくがあしになるよ」
って歌詞はここだけ片言ひらがなになっていて、それを戸塚さんが歌うの本当にやばかったです。これデビュー前に足を怪我した河合郁人さんのことを歌ってる(と本人が言っていた)んですけど、なんていうかその思い入れは怖ささえ感じるんですけど、目の当たりにすると泣いちゃう……。そして夜公演ではこの歌を五関さんの真後ろから戸塚さんと河合さんが向かい合ってる位置で見てしまったので、呼吸を忘れました。それにしてもバックのJr.をいれずに5人で仕事始めの日である平日昼夜公演をよく埋めたなあとも思います。すばらしかった。

 

『TEAM NACS SOLO PROJECT 戸次重幸 MONSTER MATES』
昨年の『 PARAMUSHIR ~信じ続けた士魂の旗を掲げて 』から続いてのTEAM NACSです。なんだか驚くほどに男同士の愛憎劇でビックリしてしまったんですが、これはそういうものなんでしょうか。精神科医坂上(青柳翔)と居候である三上(本郷奏多)の関係は依存コミのものすごい愛憎で言葉を選ばずに言うならBLでした。こういうのおもしろいなあ。

 

『ミュージカル封神演義-目覚めの刻-』
これはもう丸尾丸一郎脚本! なジャンプ舞台でした。特に後半のカタルシスが鹿殺しにも似て最高。あとは原作をできるだけ忠実に再現しようとしている衣装が本当に素敵。役者さんたちもすばらしかったです。お歌はちょっとあやしい人がいたかな、笑

 

○1月の本セレクト(読書メーターログより

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ/梯 久美子
狂うこと、狂っていくこと、書くこと、書かれること、狂うとはどういうことなのか、本当に狂っているのは島尾だったのかミホだったのか、あるいは島尾の死後のミホだったのか、そして書くこととはどういうことなのか。凄まじいとも思える資料の数々、丹念な調査に、あるいは本当に狂っているのは著者なのかもしれないとも思わされた。愛憎の果てにある狂気。読みながらいろいろなことを思い出したり、いろいろなことに思いを馳せたりした。600ページ超えの名著。

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ