わたしの部屋というか家具と昭和8年

 わたしの部屋には古い家具がいくつかある。

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 こちらは茶箪笥。いつ頃のものなのかさっぱりわからない。近所の古道具屋に売っていたので買った。1万円していないと思う。下の戸の細工がいいもの(木目で模様になっている)なのよ、と古道具屋のおばちゃんは言っていたがよくわからない。引き出しは1段を勢いよくしめるともう1段が出てきてしまうくらいに気密が高い。ドライヤーとか化粧品とかお薬とかハンカチとかアクセサリーとかそういったこまごましたものは全部ここにしまわれています。写真に映っている横から出ているムラサキのコードはiPhoneの充電ケーブルです。この棚の部分がどうなっているのかというと……

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 充電器とかアクセサリーが置かれております。奥に電源タップ。あとはエアコンのリモコンとか。ほんとみんなこのコード地獄とリモコン地獄どうしてんのか聞きたい。

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 こちらはちゃぶ台。かなりしっかりした天板で二枚はりあわせがわかんないように木目があわせられている。ちなみにすごく重いです。

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 足の付け根部分はこんな風になっていて、なんとなく古いことが伺いしれるんですが、いつのものだかは知りません。ちなみにご近所さんが区画整理で引っ越すときにいただいたもの。

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 小机と小さな椅子。小机は祖父母宅からもらったもの。父が高校生のときに帰宅が遅くなるとこれでひとりで食事を取らされたといっているので、まあ昭和30年代よりは古いんじゃないでしょうか。小さな椅子は1950年代の中国もの、と言われて3000円くらいで買いましたが真実は定かではありません。サイズ比較のために普段は音楽プレイヤーとして茶箪笥の棚にある古いiPhoneにご登場いただきました。高さは膝のすね真ん中くらい。ちなみにこの椅子に座って姿見の前でお化粧します。この小机も化粧のときに使う事が多いかな。今は加湿器が載ってますけど。

 そしてタンス。

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 タンスも祖父母宅からもらってきたもので、とにかく古い。使う前にかなり真剣に引き出しを天日干ししました。別に古いだけでいいもの、というわけではなさそうかな。わからんけど。ちなみに上から2段目の真ん中へんに犬のシールが貼ってあって、その上に四角い跡のようなものがありますが、この位置、それぞれの引き出しにテープライターのアルファベットで父たち4兄弟の名前が貼られておりました。さすがに名前のシールのみははがして、犬と車は残しておきました……というかたぶん犬と車はがれない。シールは父たちが貼ったのだろうから、おそらく昭和20年から30年代には使われていたと想定される……のですが、このタンス、おそろしいことに中に敷かれていた新聞紙の下からさらに古い折り畳まれた新聞が出てきたのです。それがこちら。

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 古新聞だなーってかんじでしょう。じゃあ開いてみましょう。

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 昭和8年5月30日!!!!? エッ?

 なんでこの新聞がとっておかれたのかさっぱりわからない。全部読んでみてもとっておく理由がよくわからない。ちなみに父方の一番上の叔父は多分昭和10年代の生まれじゃないかな……このタンス、果たしていつのものなんだ……。新聞は当然記念(?)にとってあります。

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 タンスの上には鏡と籠(と猫)。籠は東急ハンズで買ったので割と新しいです(といっても10年弱くらい)。意匠がどれくらい古いのかは謎ですね。鏡は実家からもってきたもので、私が小学生のときにはあったので、少なくとも30年選手でしょうか。

 こんなものに彩られている私の部屋です! しかし! こだわりにも思える素敵な家具たちは猫たちに荒らされて傷だらけです! 別にいいんだけどね。

 あとは仕事机とベッドと本棚とかなんかそんなかんじ。

 2年くらい前、私なんかちょっとおかしかった時期があって(いつもある程度おかしかったりはするのですが)部屋が全然片付けられない病にかかっていて、なぜかその時期に限って男の人が我が家に来たりして、私の部屋に絶望していたよ。今は多分……大丈夫じゃないかなあ……。猫毛についてはかんべんな!

 余談ですが今年引っ越しをする予定で、ここにあげた家具は全部持っていくはず……なんだけど、なかなか大騒ぎですね、これ。

今週のお題「わたしの部屋」

キンプリを見てきた【ジャニオタ的キンプリ感想】

 ジャニオタ的には『キンプリ』と申しますと「Mr.King vs Mr.Prince」であり、こちらのユニットはユニットで割とえらいことになっていたりはするのですが、見てきたのは映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』であります。

kinpri.com

 いやなんかネットでのおたくの評判がすごいだけでなく、某アニメ誌の編集さんもこれだけは今見ておくべきっていうもんですから、素直に見て参りました。見た感想は「なにこれ?????」でしたよ。なにこれ。なんだこれ。なんなのこれ。正直に言うなら脚本だって作画だって多分甘いんです。いや甘いっていうかなんていうか、そういう問題じゃないっていうか、なにこれすごい。なにこれ意味わかんない。なんなのこれ。すごい。キンプリすごい。意味わからん。キンプリはいいぞ。キンプリはいい……。キンプリはいいものだ……。応援上映行きたい……。キンプリは最高だ……。総選挙誰に投票しよう……。

 

 ネタバレにもなるので、もうレポ漫画以上のこと言えないわ……言えないね……とにかく見た方がいいよ……すごいから……。元ネタとか知ってる必要ないから……前知識とか全然いらないから……。

 というところで!

【ジャニオタ向けキンプリ感想】

 途中からこれってSUMMARYじゃね? SUMMARYなんじゃね? とか思い始め、踊るし歌うし、なんなら戦うし、戦いの最中にドラゴン出てくるし、スケートだし、スケボー出てくるし、ギリシャ神話みたいな格好するし、変な衣装だし、すぐ脱ぐし、女の子のハート掴むし、ステージなのにベッドの中だし、空めっちゃ飛ぶし、最終的には「ストーリーとかどうでもよくね……? 楽しけりゃいいんじゃね……? 最高だ! キンプリ!」みたいになるし、これはSUMMARYだ! きっとSUMMARYなんだ! あるいはジャニーズワールドだ! 13月はここにあったんだ!

 いやみんな初めてSUMMARY見たときの衝撃を思いだしてよ! あれが! 「キンプリ」にはある! ちょっとジャニオタの人見てきてよ! 意味わかんないから! でもあの世界に通じるものがあるから! 最高だ!!!!

 逆に言うなら、非ジャニオタはキンプリ楽しかったらSUMMARYを見ろ!! 意味わかんないから! オススメだ!  キンプリ的なものだと思って見るんだ! リンク貼った以外にもあるぞ! SUMMARY!

SUMMARY of Johnnys World [DVD]

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 一応さらに説明しておきますけど、そもそも基本として、キンプリ(今回の映画)というかプリリズ(元ネタのゲーム)はスケート履いてるんです。んで必殺技的にジャンプするんです。ここだけでなんかキスマイっつーか光GENJIっつーか、もうジャニオタおもしろくなっちゃうじゃないですか。あと電車のシーンとかパラダイス銀河のアニメかよ!

 スケート履いて楽器持ってたりして、今井翼さんのバックでキスマイ(当時ジャニーズJr.)がローラースケート履いてバイオリン(エア)弾いてたのとか思いだして腹がよじれるかと思いました。あれ初めて見たときなんじゃこりゃってなったけど、それが! 今キンプリで再び!(どうでもいいけど、上映後にこのキスマイがローラースケート履いてエアバイオリンの話をしたら、キンプリで頭がおかしくなったの? って言われた)

 デビューにこだわって友人を裏切る! どんなことをしてもデビューしたい! とかそのへんはジャニオタ的にめっちゃぐっときました……ぐっときた……。んでステージ演出とかも全部ジャニオタ的にもたまらんんんんんってなる。その上でアイドル養成マシーンとか最高すぎる。なんだこれ最高だ。自転車のシーンはキスマイブサイクか! 意味わかんないけど最高だ。

 とにかくキンプリはいいぞ。ジャニオタにもオススメだぞ。キンプリはいい……いいぞ……キンプリはいい……いいものだ……キンプリはいいぞ……。(以下譫言のように呟き続ける)

メイクポーチというよりは

 以前のお題でカバンの中身をやったのですが、異様に膨らんでいるこの星と紫の馬メイクポーチになにが入っているのかという話です。

happy-hour.hatenablog.com

 そもそもメイクポーチとはメイク道具をいれるものではないのかと思いつつ、こちらのメイクポーチにはさまざまなものが詰め込まれております。それがこちら。

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 (上段左から)マスクの入ったジップロック、名刺入れ、ルルのど飴、ウェットティッシュ、黒猫の鏡
(上2段目左から)ピルケース、ユースキン携帯用(オレンジの丸い奴)、耳栓、印鑑
(中段左から)赤いミニポーチ、携帯灰皿、小狐丸ミニポーチ(鳴狐付)
(下段左から)AG+携帯用、あぶらとり紙、モンブランペンケース

 

 マスクは突然咳が止まらなくなったりすることがあるので携帯。名刺入れは枚数入らないけどかっこいいこいつ。外ポケットに入ってます。

 ウェットティッシュは飲み屋のもらいもの、鏡くらいは一応持ち歩きますよ、女ですから。ピルケースには酔い止めと頭痛薬、ユースキンのハンドクリームは年取ってから本当に手が荒れるようになったのと基礎化粧品としても使ってます。耳栓はたまに喫茶店で作業する時などに使用、印鑑も持ってると便利。赤いミニポーチが実質メイクポーチで、一応携帯灰皿、子狐丸ポーチ(鳴狐付ってめっちゃ腐女子っぽいな)には携帯充電池と充電器。AG+は私汗っかきなので! そんであぶらとり紙にモンブランのペンケース。これらが全部ポーチに入っています。化粧ポーチじゃないじゃん!

 ちなみに赤いミニポーチの中身はこんなかんじです。

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 Perfumeのツアーグッズの香水アトマイザー、アイブロウペンシル、口紅、毛抜き、絆創膏、あとお守りふたつ。美志守は河合神社(京都・下鴨神社の中にある)というところのおまもり。どうやら美の神様らしく、化粧ポーチにいれろと書いてあったので素直にいれています。三十三間堂のお守りは頭痛封じで中に木の枝が入ってる(後白河法皇の頭痛が治ったんだってさ)けどあんまり効かないな!w それにおしろい紙が普段持ち歩いている化粧道具になります。やる気の化粧ポーチなど普段持ち歩きません!

 もう3年以上ずっと使っている香水はコムデギャルソンのワンダーウッド。 

Wonderwood (ワンダーウッド) 3.4 oz (100ml) EDP Spray by Comme des Garcons for Women

Wonderwood (ワンダーウッド) 3.4 oz (100ml) EDP Spray by Comme des Garcons for Women

 

  ワンダーウッドはお寺みたいな匂いがすると言われますがお気に入り。

 とりあえずこのポーチを持ち歩いていればなんとなくなにがあっても困らないかんじではあります。結構重いんだけどね!

お題「メイクポーチの中身だし」

地元の話

 実は人生で一番長く居住しているのは今私が住んでいるこの家であり、こどもの頃一番長く住んだ家は最大で7〜8年だったように思う。といっても我が家は自営業であり、転勤なんてものはなく、その上で横浜市内で引っ越しをしていた。まあいろいろ事情があったのだろう。横浜に住んでいた時間と他の街に住んでいた時間が今ちょうど同じくらいだ。

 その中で地元だと思い浮かべるのはその一番長く住んだ街ではなく、幼稚園の時に住んでいた街だ。理由は多分その町に習い事でその後10年以上通ったのと、祖父宅の近所であったこと、中高もその徒歩圏内だったこと、そして20歳になる直前に少し住んでいたことが大きいような気がする。そして今祖父宅には両親が住んでいるので、やはりあのあたりが地元と言っても許されるのではないか。7〜8年住んだ地域にはその後行ったことがなく、あまり思い入れもない。もしかすると妹は地元ということについてはまったく違う感想を抱くかもしれないが。

 住所は横浜市南区。南区は横浜ではない横浜と言われたりするのだが、最寄り駅はJRだと石川町駅、私鉄だと京急日ノ出町駅か黄金町駅横浜市営地下鉄だと伊勢佐木長者町阪東橋であり、中区までは徒歩10分以内、というギリギリの南区であり、いわゆる超横浜(?)というか、横浜と言われて想像されるあたりが大体なんとなく徒歩圏内である。クレイジーケンバンドと『探偵濱マイク』の世界が地元、っていうとかっこいいっぽいでしょう。今なら復活した『あぶない刑事』の世界か。

 昼間から飲める立ち飲みのお店がたくさんあって、ドヤ街である寿町はほとんど隣町で、近所の川である中村川には冬になるとよく土左衛門が浮かんでいた。こどもの頃はまだ川の上に高速はなく、いわゆる不法係留船がいっぱいあった。つまりはあまりガラのよくない地域だ。そして大好きな街だ。こどもの頃、立ち飲みの店(というか今思えば角打ち)の酔っ払いおじちゃんたちに昼間から話しかけられてドキドキしたことも覚えている。

 私は大好きな人を連れてこの街に散歩に行くのが好きだ。伊勢佐木町から横浜橋商店街、そして三吉橋に行き、中村八幡様にお参りして(両親の結婚式、妹と私のお宮参り、七五三はここの八幡様である)、今度は元町、なんなら山手あたりに移動するそういうお散歩。落ち込んだりするとひとりでこの街に行ってぼんやり散歩をすることもある。そういや最近は行っていないなあ。

 さておき先日、友人が「横浜弁って本当に汚い言葉だ!」と言うので、そうかそうかと地元言葉で喋ったら「ガラわる!」と一刀両断にされてしまった。いわゆる全国的に認知されているガラの悪い標準語は、江戸弁ではなく横浜弁のような気がする。祖父母もそんな口調だったので、東京から横浜に嫁に来た母はその昔すごく横浜の言葉が怖かったと言っていた。とはいえ母も東京は葛飾立石が最寄り駅なので、下町出身ではあるのだけど。

 そんな街が私の自慢の地元です。

 それにしても油断すると更新間隔が空いてしまう。今週のお題がバレンタインデーで、書くことなにもなかった上に、なにかを見に行ったりもしなかったので、素直にお題スロットをまわしました!

お題「わたしの地元」

あゆみくりかまき@恵比寿リキッドルームを見てきた

 オープニングでざわあああああって本当に鳥肌が立って、そしてわーって涙が出てきた。でもこれを見逃したら絶対ダメだってそう思って、ただ涙を流しながら拭うこともせずにステージを凝視した。かっこよかった。ステージから伝わってくる気合い、そしてフロアの熱気、なんかもうとにかくすごかった。すごい! すごい! すごい! 3人ともすごい! かっこいい!

 アイドルの物語、なんて話はもうずっと語られ続けていて、今のあゆみくりかまきには確実に物語がある。どんなアイドルにだって物語はあるけれど、誰かに作られた物語じゃなくて、彼女が作り上げてきた物語、そこにもうひとつ作られてしまった物語が昨年末にあった。物語、なんて言葉で片付けていいのかはわからないけれど、でもそういう出来事、トラブルがあった。正直心配だった。 

 そして迎えた東名阪ツアー。この復活という物語。その上で今回のライブがあったとも思う。でも私の中で3人はそれを吹っ飛ばした。そういうライブだった。それを迎え入れるマタギ(※あゆみくりかまきのファンはマタギと呼ばれます)の皆さんの熱気よ!

 彼女たちのことは関西の森から降りてきた頃から知っている。ほんと誰も知らない頃から見てきた、と思う。ちょっとだけだけど。

 彼女たちを育てたのはまさしくステージの数々で、彼女たちの努力で、そしてマタギの皆さんで、スタッフの皆さんで、東名阪ツアーの最後、本当に本当にすばらしかった。とにかくかっこよかったし、アルバムに向けて気合いにみなぎっていた。

 今週から彼女たちのアルバムツアーが始まる。これはたぶんもしかするともしかするので、今絶対見ておくべきだと思う。いや普通にこれ東京ドームに行っちゃうんじゃないかな、って私思ったもの。

あゆみくりかまきがやって来る!クマァ!クマァ!クマァ!(初回生産限定盤A)

あゆみくりかまきがやって来る!クマァ!クマァ!クマァ!(初回生産限定盤A)

 

  この1月、私はアイドルに絶望する出来事があった。希望を抱いたりもしたけど、でも絶望したのだ。それから映画館で「WE ARE Perfume」を見て、そして挑んだこの1月末日「ボクらの熊魂2016〜チャーハン・シャケ缶・とーめーはーん!〜」のラスト、恵比寿リキッドルームだった。私この1月アイドルでどれだけ泣いたんだろう。

 神様、おたくの神様、アイドルの神様。この1月の終わりに私にあゆみくりかまきを見せてくれてありがとう。本当にありがとう。あゆみ、くりか、まきの3人も本当にありがとう。あんなステージ、他では見られない。本当にすばらしかった。

 私はアイドルを好きなままでちゃんといられそうです。

パワクロで買ったrobe de chambre COMME des GARCONSのワンピース

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 このワンピースは「パワクロ」で購入した古着です。ワンピースの写真自体も「パワクロ」サイトからお借りいたしました。ちなみにお値段は5800円。超お買い得! 某結婚パーティでとあるアルファブロガーさんに「他の子はシンプルな黒ワンピなのにかわいいワンピースですね」とか言われたので「コムデギャルソンだよ!」って笑いながら言ったら「たけえww かわいくねえww」って笑ってましたけど、5800円でした。すみません。(もちろんその場で否定などしない)

 これ買うときちょっと迷ったんですよね。でも普通の黒ワンピと違う着方が出来るかもしれないしーって買ったら、ほんっとーによくって! コサージュを替えたりしながら、パーティヘビーローテですよ。まあヘビーローテするほどパーティ行きませんけれども。どこに着ていっても恥ずかしくない! そんで前述のアルファブロガーさんにほめてもらったみたいに、裾が2段になってて、でも生地は薄くないから落ち着いたかんじ。でも丸い裾なの。ちょーかわいいでしょ!

 こういう掘り出し物がいっぱい「パワクロ」にはあります。

powerofcloset.com

「パワクロ」がどんなサイトかといいますと、有名芸能人(著名人)の私服(古着)と東北の美味しい食べ物を取り扱うセレクトショップ、です。いや上に書いてあるまんまですけど。私も一応衣服提供させていただいております。ものすごい錚々たるメンツの中に私の名前も並んでいます。始め知り合いの漫画家さんからお誘いいただいて、あんまり服道楽じゃないんだよね、って話をしたんですけど、それでもかまわないから! ということで何回か服をお送りしています。もちろん提供側は送るだけです。お礼にワカメとか海苔がちょこっと送られてきます。これがまたうまいんだ!!! うちから送る服はどうも猫の毛がいっぱいでご迷惑をおかけしております……。あとハイブランド少ない……。

 そんなことはさておき、震災からもうすぐ5年が経とうとしています。2011年の4月に宮城に行きました。その時見た光景は今でも忘れることはできません。もともと地方で、そしてあんな災害があったあと、復興はやっぱり5年じゃ終わらない。きっとまだまだずっと続く。元に戻ることはない。一緒にこの先何年かかるかわからない福島原発のことも考えます。

 おしゃれな洋服が安く買えて、その上芸能人が着てた奴で(私が着てた奴は外れっぽくてごめん……)、復興支援に役立つ! お洋服、気になるなあ、なんて方はチェックしてみるといいかもしれません。オススメだよ! 「パワクロ」!

今週のお題「お気に入りの一着」

WE ARE Perfumeを見てきた

 それもわざわざ本厚木まで行って。

 公開期間中に都心で見なかったのは、その頃ちょっと精神的に参っていて、心を動かすことがしんどそうだったからだ。その上で東京ドームでも武道館でも横浜アリーナでも、なんならポリリズムのサンシャイン噴水広場でも泣いてきた私なので、とにかくちょっとしんどそうだな、と思ってしまったのだ。

 そんで見た。一番の感想は「相変わらずだなあ」というかんじだった。本当に相変わらずだった。あの頃となんにも変わらずに、でもはるかにプロフェッショナルで、きれいなお姉さんになった3人がそこにいた。「相変わらずだなあ」と思いながら泣いてしまった。「すごいなあ」って。本当にすごい。本当にすごいなあ。

 私が初めて彼女たちに出会ったのは彼女たちがまだ中3の頃だった。亀戸サンストリートも今はもうないんだっけ。とにかくそういう小さなステージに3人がいた。今見れば垢抜けない女の子たちなんだけど、踊りが本当にすごくて、キレッキレで、機械仕掛けのお人形さんみたいだった。出会ってから1年くらいして、2005年1月に取材の機会があった。もう10年前の話だからしてもいいよね。

「ザ・プレイステーション 400号」で「どこでもいっしょ」のトロたちとグラビアに出てもらったのだ。ちなみにこのザプレは最終号で、特別なグラビアだった。当時のトロは「めざましテレビ」にレギュラーを持っているような存在だった。そしてPerfumeはメジャーデビュー前。そのトロというアイドルと一緒に出てくれる女の子のアイドルいないかな、という打ち合わせで、私はカバンの中に入っていたチラシを出してPerfumeを薦めた。とんとん拍子に彼女たちの採用が決まり、外ロケメイン、控え室はなんと我が家、という今にして思えばウソみたいな取材だった。取材に挑む彼女たちは、今回の映画で見たときと大して変わらなかった。3人でいればきゃあきゃあと笑い、しゃべり、カメラを向けられれば真剣に対応する。そういう3人だった。

 ライブでもおんなじだ。10年間、Perfumeのライブをずっと見てきた。のっちが振付間違ったところでめっちゃ笑った。相変わらずだ。あ〜ちゃんが感極まっちゃうところも、静かにたたずむかしゆかも、たぶんほとんどおんなじ。でも全然違う。彼女たちが駆け上がった10年、私なにしてきたんだろうってちょっとだけ思いながら、がんばらないとなあって思いながら、でも結局はそんなことどうでもよくなって、とにかく彼女たちが美しくてすばらしくてかっこよくて泣いた。

 すごいね、あ〜ちゃん